SBB (バンド)
SBB | |
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SBB(2013年) | |
基本情報 | |
別名 |
Silesian Blues Band Szukaj, Burz, Buduj |
出身地 | ポーランド シェミャノヴィツェ |
ジャンル |
ジャズ・ロック ブルースロック プログレッシブ・ロック アート・ロック フュージョン |
活動期間 | 1971年 - |
レーベル | CBS、Polskie Nagrania Muza、スプラフォン、Spiegelei-Intercord、Omnibus、Wifon、Amiga、Jazz 'n' Java、メタル・マインド・プロダクションズ、Polskie Radio |
共同作業者 | チェスワフ・ニエメン |
メンバー |
ヨゼフ・スクシェク アポストリス・アンティモス イェジ・ピオトロフスキ |
旧メンバー | ポール・ワーティコ |
SBB(エス・ビー・ビー、最初はSilesian Blues Band、後にSzukaj, Burz, Budujとして知られる。=「探求、破壊、構築」のポーランド語)は、1971年に上シレジアのシェミャノヴィツェで結成されたポーランドのプログレッシブ・ロック・バンドである。マルチ奏者でボーカリストのヨゼフ・スクシェク、若いギター奏者のアポストリス・アンティモス、ドラマーのイェジ・ピオトロフスキ、サウンドエンジニアのグジェゴルツ・マニエツキで構成されていた。1970年代にポーランドとヨーロッパで最も人気のあるスーパーグループの1つであった。
1971年から1973年末まで、SBBはチェスワフ・ヴィドジツキをサポートするニエメンとして演奏した。グループのニエメンとして、彼らはJoachim-Ernst Berendtがオーガナイズする「Rock & Jazz Now!」という1972年ミュンヘンオリンピックのオープニング・ショーで(チャールズ・ミンガス、ジョン・マクラフリン&マハヴィシュヌ・オーケストラと並んで)演奏し、その後、ジャック・ブルースのツアーに同行している。ミュンヘンでCBSレコード・インターナショナルから2枚のLPを録音し、ラインハルト・マック(音楽プロデューサー、サウンド・エンジニア)との長期にわたる友情と協力をスタートした。ラインハルトの息子であるジュリアン・マックは、2005年にSBBのアルバム『New Century』で演奏している。SBBとニエメンの協力は5枚のアルバムで発表された。
このバンドは、プログレッシブ・ロックとジャズ・ロックの先駆者の1つであり、多くの影響力のあるジャズ・ミュージシャンを引き付けた。トランペッターのアンドジェ・プルジビエルスキ (Andrzej Przybielski)と、サックス奏者でバスクラリネット奏者のトマシュ・シュカルスキは、SBBとの長期にわたる関係を築いた。
このグループは、チェコスロバキア、東西ドイツ、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ハンガリー、オーストリア、スイス、オランダ、ベルギーを定期的にツアーした。1978年、SBBはOIRT・アワードで「Gouden Zeezwaluw(金の海燕)」を受賞した[1]。バンドは、ポーランドで戒厳令が発効するちょうど13か月前の1980年に解散した。ヨゼフ・スクシェクとトマシュ・シュカルスキとバンドの技術クルーは、ヨゼフ・スクシェク=トマシュ・シュカルスキ・デュオおよびヨゼフ・スクシェク・フォーメーションとして、ポーランドで戒厳令が導入される11か月前に制作された預言的な映画『The World of Wars:Next Century』に参加した。戒厳令の発足後、アポストリス・アンティモスはジャズ・トランペッターであるトーマス・スタンコやギリシャのジョージ・ダララスのバンドに加わり、イェジ・ピオトロフスキはKombi、Young Power、Krzak、Martyna Jakubowicz、Stanisław Sojkaといった様々なミュージシャンのバンドに加わった。ヨゼフ・スクシェクは主に教会でオルガン音楽を演奏した。
SBBは、ポーランドで救国軍事会議が戒厳令を停止した後、1991年、1993年、1998年、最終的に2000年に一時的に活動を再開している。再始動後、SBBはアメリカ合衆国(1994年、ドラマーのイェジ・ピオトロフスキはアメリカに滞在した)とロシアにて短期ツアーを行い、2006年、メキシコのメヒカリで開催されたバハ・プログ・フェスティバルのハイライトとしてパフォーマンス(ドラマーのポール・ワーティコと共演)した。2016年からマイケル・ウルバニアクがバンドのサポートを開始した。
メンバー
[編集]- ヨゼフ・スクシェク (Józef Skrzek) – ベース、リード・ボーカル、ピアノ、キーボード、ハーモニカ、パーカッション (1971年- )
- アポストリス・アンティモス (Apostolis Anthimos) – ギター、ブズーキ、ドラム、パーカッション、ベース、キーボード (1971年- )
- イェジ・ピオトロフスキ (Jerzy Piotrowski) – ドラム (1971年-1994年、2014年– )
- Sławomir Piwowar – ギター、フェンダー・ピアノ、クラヴィネット (1979年–1980年)
- Andrzej Rusek – ベース (1993年–1994年)
- Mirosław Muzykant – ドラム (1998年–1999年)
- Ireneusz Głyk – ドラム (2003年-2011年)
- ポール・ワーティコ (Paul Wertico) – ドラム (2000年–2007年)
- ゲボール・ネメス (Gábor Németh) – ドラム (2007年-2011年)
- Zbigniew Wiatr – サウンド、パーカッション、ポリモーグ (1972年-2004年)
タイムライン
[編集]ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- SBB (1974年)[2]
- 『新地平線』 - Nowy horyzont (1975年)[3]
- 『記憶』 - Pamięć (1976年)[4]
- 『大切な言葉』 - Ze słowem biegnę do ciebie (1977年)[5]
- SBB (Wołanie o brzęk szkła / Touha po zvonění střepů / Slovenian Girls) (1977年)
- Jerzyk (1977年)
- 『ガラスの音』 - SBB (Amiga) (1978年)
- Follow My Dream (1978年)[6]
- 『ウェルカム』 - Welcome (1979年)[7]
- Memento z banalnym tryptykiem (1981年)[8]
- Nastroje (2002年)[9]
- New Century (2005年)[10]
- The Rock (2007年)[11]
- Iron Curtain (2009年)[12]
- Blue Trance (2010年)[13]
- SBB (2012年)[14]
- SBB & Michał Urbaniak (2015年)[15]
- Za linią horyzontu (2016年)[16]
脚注
[編集]- ^ “The History Of SBB:”. Paul Wertico. 2018年2月28日閲覧。
- ^ http://www.progarchives.com/album.asp?id=2337
- ^ http://muzyka.wp.pl/rid,49681,title,Nowy-horyzont,plyta.html
- ^ http://muzyka.wp.pl/rid,48961,title,Pamiec,plyta.html
- ^ http://muzyka.wp.pl/rid,28589,title,Ze-slowem-biegne-do-ciebie,plyta.html
- ^ http://muzyka.wp.pl/rid,49679,title,Follow-My-Dream,plyta.html
- ^ http://muzyka.wp.pl/rid,3962,title,Welcome,plyta.html
- ^ http://muzyka.wp.pl/rid,4540,title,Memento-z-banalnym-tryptykiem,plyta.html
- ^ http://muzyka.interia.pl/plyty/plyta/sbb-nastroje,1713
- ^ http://muzyka.interia.pl/plyty/plyta/sbb-new-century,11822
- ^ http://muzyka.interia.pl/plyty/plyta/sbb-the-rock,221381
- ^ http://muzyka.interia.pl/plyty/plyta/sbb-iron-curtain,248166
- ^ http://muzyka.interia.pl/plyty/plyta/sbb-blue-trance,288952
- ^ http://muzyka.interia.pl/plyty/plyta/sbb-sbb,339570
- ^ https://www.discogs.com/SBB-Micha%C5%82-Urbaniak-SBB-Micha%C5%82-Urbaniak/release/7550269
- ^ http://www.rockmagazyn.pl/recenzja/1219,sbb-za-linia-horyzontu.htm